日役の草刈で大汗し、シャワーを浴びた後は夫婦で避暑に出る。この時期のお決まりのコース。
お昼は春来の「てっぺん」で蕎麦。この日の出汁はちょっと醤油がらい。調味をしくじったが、元の味を変えたのか。
山菜天ぷらは相変わらずシャキっとおいしい。
久しぶりの但馬高原植物園は入口が建物の中に変わっていた。チケットを買って外に出ようとしたときに、ちょうど通り雨がざぁーっと来た。止むまで室内で待機していたときに、床にひっくりかえっていたノコギリクワガタを見つけた。
雨が止んで外に出、オオバギボウシの葉の上にのせて記念撮影。そのあとは森に逃がしてやった。
ヤマアジサイが盛りである。
いつもの小川沿いの小道を辿る。早い水流が光を反射しているのをスローシャッターで切るが、どうもイメージどおりの写真にはならない。
カワゲラがじっとしている。
シュレーゲルアオガエルがじっとしている。
和知の大カツラは最大の納涼スポット。冷たい流れの上に、薄い霧がたちこめて、冷気が肌に心地よい。
写真は上流側から。
下流側から縦位置で撮影。
冷えた山水を水筒に汲んで散策の飲料水とする。
日陰にひっそり咲くシライトソウ。なんど見ても、試験管を洗浄するブラシを思い起こさせる。
木陰のベンチでゆっくり時間を過ごす。ガールスカウトの団体、観光バスの一団。午後の早い時間は大層な人出だった。
大休憩後に散策再会。紫のクガイソウの花にミドリヒョウモンが来ていた。
アジサイのグラデーションが美しい。
ヒヨドリバナではウラギンヒョウモンが吸蜜中。
湿地ではクサレダマが綺麗である。漢字で「腐れ玉」を思い浮かべるが、実は「草連玉」である。
ハンゲショウの群落。
なんでも、かつては幻のヤマアジサイと言われたシチダンカ(七段花)。園の片隅で鮮やかな水色が一際美しい。
午後3時を過ぎて園を出る頃には、潮がひくように客足が遠のき、森は静けさを取り戻そうとしていた。
2011/7/10 D90+SIGMA10mmFE(x1.4), DX35mmF1.8
但馬高原植物園へ避暑
0