初冬の蛾


一眼の魚眼レンズにしばらく呆けていたが、やはり虫の接写は魚露目に限る。レンズに当るまで寄れて、しかも背景までしっかりピンがくる。
そんなことで、我が寝室のサッシに蛾が寄ってきたので魚露目を出してきた。延長シンクロコードで手持ちで外部ストロボを照射している。

蛾が室内に侵入し、バタバタと飛び回った後、私の布団に入ってきた。この野郎と、執拗にレンズを当てフラッシュを浴びせる。

横顔に覗く大きな目がチャーミングである。某カメラ芸人氏のように、バックに自画像を入れるほどのイケメンではないので、芸風を真似ることはやめておく。
調べたところ、どうやらこの蛾はミドリハガタヨトウ(ヤガ科ヨトウガ亜科)のようである。新鮮な成虫は緑の鱗粉が美しいらしいが、時間が経つとご覧の通りの地味な蛾になる。幼虫の食草はケヤキ。晩秋に羽化。我が家の庭にケヤキがあるから、そこで生まれたやつなのかも知れない。
さんざん遊んだあと、再び屋外にお引取り願った。
2009/11/30 GX100+Gyoro8

0

2 throughts on "初冬の蛾"

  1. 前脚だけじゃなく、真ん中もフサフサなんですね〜。
    さすが、防寒対策ばっちりですね。
    ワタシのも拡大してみたら、背中がうっすら緑がかってました。

    0
  2. ぴょさん@モスラつながり
    結構\毛深いやつでした。昆虫が少ない季節ですから、蛾と遊んでもらったのは楽しかったです。ぴょさんさんも、愛してやってくださいまし。

    0

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です