ヤイロチョウが繁殖地の山域に入ってきた。本日朝の観察では、尾根を挟んで東側と西側のそれぞれの谷から、3~4羽の鳴き交わしの囀りが聞こえた。アカショウビンの声も複数聞こえてきて、「ホホヘン・ホホヘン」「ヒョロロロロ」の美しいアンサンブルを堪能した。
サンコウチョウもあちこちでテリトリを張り始めた。ホイホイホイ
2021.5.20 D7500+VR300mmF2.8
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兵庫県北部但馬地方には、山と川と海に守られた静かな暮らしがあります。 同じ山を歩き、同じ川を下り、同じあぜ道を歩き、その時々に感じたふるさとの風景を書きとめておきたいと思っています。 タジマニアとは、私が勝手に想像した架空の国の名前です。但馬という土地に拘りながら、自分自身の胸の中のサンクチュアリを、いつまでも大切にしたいと思います。
ヤイロチョウが繁殖地の山域に入ってきた。本日朝の観察では、尾根を挟んで東側と西側のそれぞれの谷から、3~4羽の鳴き交わしの囀りが聞こえた。アカショウビンの声も複数聞こえてきて、「ホホヘン・ホホヘン」「ヒョロロロロ」の美しいアンサンブルを堪能した。
サンコウチョウもあちこちでテリトリを張り始めた。ホイホイホイ
2021.5.20 D7500+VR300mmF2.8
こんにちは。
兵庫県でもヤイロチョウがいるなんてびっくりです。美しいですね。見てみたいものです。動画の囀りを頭にいれて山歩きします。
西本陽子様
この手の情報を出すと、場所を教えてほしいとコメントが来ます。地元の鳥仲間と丁寧に踏査して、ようやく繁殖していそうな場所を推定できるまでになってきました。趣味の鳥写真家の皆様に、はいここですと、お教えできるはずもありません。
但馬のヤイロチョウ生息確認は、1990年あたりより散見されます。当時の姿の確認のほとんどが落鳥によるもので、近年になってようやく生体が定期的に確認できるまでになりました。
鳴き声は独特で、他種と間違えることはまずありません。図鑑には「ホホヘン・ホホヘン」と聞きなしが書かれますが、実際に聞くと「ホーエン・ホエン」みたいに聞こえます。2拍子で鳴きます。繁殖地での鳴き交わしは、時間をおいて何度か繰り返されます。鳴かないときはまったく存在感がありません。よいタイミングで、ヤイロチョウの観察ができればよいですが、地元の私達でもなかなか難しいものです。
ヤイロチョウが今後個体数を伸ばし、アカショウビンが今では希少でもなくなった感が出てきたように、但馬のあちこちで観察されるようになれば、より多くの方に観察チャンスが訪れるでしょう。
そうですね。生息できる自然が守られ、あちこちで観察できるようになると嬉しいです。
こんばんは。
初めまして。僕もこの鳥には特別な思いがあります。あの声に誘われるようにいつも姿を追ってしまいます。
僕の歩いている森では、個体数が減ってきているように感じます。2~3番居たのが、最近では1番来ているかな?という雰囲気です。温暖化で生息域が北上している?シカの増加で林床が貧しいものに変化している?など、原因は一つではないと思うのですが気が気ではありません。なにか役に立ちそうな情報がありましたら、アップしてくださいね。どうぞ、よろしくお願いします。
杉一秀さま、コメントをありがとうございます。
当地では、ヤイロチョウのさえずりが普段の生活圏内でも聞けるようになってきました。生息エリアが下がってきたのでしょう。鹿食害により林床表土の露出で、採餌環境がヤイロチョウにとってはプラスに向かっている、南方系生物の北進の一環、原因はいろいろと考えられます。まだ彼らの繁殖場面を目撃したことはありませんが、いつかチャンスが巡ってくればよいなと思います。