松葉ガニはシーズンインになったばかりだが、川ガニ(モクズガニ)の季節はそろそろ終り。ドライブイン山里のご主人曰く、水が冷たくなって川ガニも獲れなくなってきたという。昨年秋に登場したこの食堂の新メニュー。デビューには食いそびれたが、ちょうど1年経ってようやくこの味にたどり着いた。
川ガニ釜飯。出来上がるまで50分かかるので、あらかじめ電話で頼んでおくのがよい。釜の蓋をとると、でーんと川ガニが乗っかっている。この挑発感は、あの川ガニうどんに勝るものがある。甲羅をとると、まったりとした独特の味を醸し出す内子が現れる。そう、川ガニ釜飯には中まで美味しい雌ガニが使われるのだ。
川ガニ独特の風味と出汁のしみた釜飯。山里のご主人は飯におこげを微妙に加えることも忘れない。このおこげの香ばしさが加わって、山里の川ガニ釜飯はまさに絶品中の絶品となって私たちの口にシアワセを運んでくれるのである。いやあ、1年間待った甲斐がありました。山里のご主人、この美味しさには感服です。美味すぎます。
さて、この川ガニ釜飯だが、提供できるのはあと1週間ほどかなあとのこと。カニが獲れなくなったとき、このメニューもおしまいになる。この美味さを味わいたい向きには、今年は残された時間はわずかである。お急ぎあれ。御代は1000円。
川ガニ釜飯に加えて、今日は新蕎麦もご馳走になった。いつも美味しい山里の蕎麦だが、この時期の新蕎麦は特に美味しい。香ばしさが違う。蕎麦は来年の夏までたっぷり提供してもらえるけど、旬を味わうなら今を逃す手はない。
「ドライブイン山里」 豊岡市竹野町森本 TEL:0796-48-0310
撮影:GX100
この美味さに間に合った!
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>1000円
。。。。。(言葉がでない)
雌蟹の卵は実に美味ですよね。
ずんさん、
おフランスでも同じ仲間の上海ガニとかは売ってませんか? モクズガニを使ったカニ飯は、ここらの田舎では家庭料理として受け継がれています。山里の釜飯は商品ですのでデコレーションが加わっていますけど、家庭料理ではカニとご飯は完全ミクスチャ状態です。かなりクセのある香りがしますが、なんでこんなに美味しいのと思うほどの旨味が、モクズガニからは染み出るのですね。
松葉ガニは身そのものをダイレクトに味わうものですが、モクズガニは出汁で味わうとき最高の持ち味を発揮すると思います。季節限定の旬の味を提供してくれる「山里」さんは、自然界の報道写真家・宮崎学御用達のお店でもありますよ。(^^)
う〜〜〜〜ん、カニ釜飯、食べたい。
このカニは、信州にはいないので、思いっきり悔しいど。
時間があれば、1週間以内に飛んでいくんですが、それもできず。
同じような釜飯用の「釜」は、ウチにも5個あるんですがね。
(静岡の超美味しいウナギ屋の旦那からもらったんです、よ)
いつか、時間をみて、いろんな釜飯づくりに挑戦しようとしているんだけれど、
釜1つカミさんに、いつのまにか犬の餌入れにされちゃっている…
ばんどりさま
仕事の波をかきわけ、かきわけ、ここのところずいぶんお忙しそうな様子。時代が望んでいるのですね、あの写真たちを。
来年はぜひ、秋の「山里」ツアーを計画してください。