人気の途絶えた砂浜に向かえば、スナガニたちがせっせと穴掘り作業に励んでいる。車を下りて近寄れば、大急ぎで砂の穴に身を隠してしまう。いったん警戒してしまうと、再び穴から出てくるまで相当時間がかかる。出てきたところを300ミリの望遠で、離れた場所から撮影したらこんな写真しか撮れない。
穴から出てきたスナガニを大きく前景に入れ、漁村のたたずまいを背景にした写真を撮るために、GX100をこのようなセッティングにして待機した。リモートケーブルは5m延長してあるから、相手の行動を離れて観察しながらシャッターを押せる。
待つこと数十分。ようやく警戒を解いて穴から出てきた写真がこれ。画角は24mm相当だ。最初の300ミリ望遠の写真と比べてどちらが面白いか。人それぞれだろうけど、私は圧倒的に24ミリの写真が面白い。
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遠景まで写っている画像の方が見どころがたくさんあって
圧倒的におもしろいですよね。環境がよくわかりますし。
自在三脚,先日見に行ったグッドデザインショーでも
出品されていました。便利そうですね。
かなりの時間、辛抱強くレディ状態で待機してまして、カニが出てきて数枚レリーズしたところでバッテリ切れになりました。
使っているのは「ゴリラポッド」というオモシログッズです。フレキシブルに変形できるのでいろんな状態でコンデジを(ルーズに)固定できます。不安定なので気遣いが必要ですが、持っていると便利。一眼レフ用に大きなのもありますが、そっちはさすがに使う気にはなれない。
DCMの、TAGAさんの写真に対する選者コメントが、気になっています。
まず絵コンテありきで、それを表\現するのにどんな道具をどう仕掛けるか、ということでしょう。自分自身、ワイドマクロばかりでは食傷気味になります。
GX100の写真はオートホワイトバランスで撮りましたが、すでに多くのユーザが指摘している通り、忠実な色再現に欠けています。上の2枚はD2XのAWBですが、さすがに正確ですね。
いよいよ、別世界へ一歩踏みだされましたね。
コンデジの限界をさらに伸ばしていくことは、作者の自然に対する複眼思想の結果としての「絵コンテ」ですから、この一歩が凡人との差になっていきますよ。
それに気づくと、ますます自然界が面白くなっていきます。
これで、いいのですよ。
ばんどりさま
こうしてコメントいただくとモチベーションが高まります。どう撮りたいか、まずそこがあって、道具や技術が付いてくるのだと思うようになりました。
GX100の、というかリコーのデジカメ、マクロはやっぱり得意技ですね。