来月3月16日(火)の営業を最後に、店をたたまれるそうだ。昭和51年開店以来、45年の長きにわたって愛されてきた山あいの食堂。私がよく利用するようになってからは15~16年くらいだが、名物の手打ちそばはもとより、すべての料理が上品で嫌味のない味だった。大衆食堂にありがちな、化学調味料を使った食後の後味の悪さがまったくない。山里のメニューを頂いたあとは、食べた後までその美味しさが続くのだ。丁寧に出汁をとっておられるのが分かる。マスターの人柄がそのまま料理に出ている、私の贔屓ナンバーワンの食堂だった。
お店を閉められるのは本当に残念であるが、またいつか、マスターの料理を頂く機会があるよう願わずにいられない。多くの山里ファンが、今回の閉店を惜しんでいる。長きに渡る食堂経営のご苦労をねぎらい、いつも変わらぬ美味しい食事を提供して頂いたことに心より感謝致します。
閉店まで残り少なくなってきたが、できるだけ多くお店に通って、山里の味を楽しんでおこうと思う。
2021.2.14 D7500+DX35mmF1.8
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