我が家の玄関で迎えてくれるのが、このフクロウとカエルたち。フクロウは妻と出雲に出かけた折、石灯篭で有名な来待で見つけたもの。シンプルなデザインが気に入った。
このカエルとの最初出会いは少し前になる。友人がセンター長をしている竹野スノーケルセンターのカウンターにこれが置いてあった。こうしたら鳴くんだよと出してくれた音に感動した。同じものを、つい最近の神戸の街で見つけた。ガード下の小さなアジア雑貨店。3種類の大きさのカエルが並んでいて、音を出してみて気に入った真ん中の大きさのものを買い求めた。お金を払う際、こんな大きなのもあるんですよと、店主が奥から出して見せてくれた。へえ、と、その場は過ぎて店を出た。
何時間か経っての帰り道、どうしてもあの大ガエルが私を呼んでいるのだった。お店を再訪し、店主のおばちゃんと会話を交わしながら大ガエルを買い求めた。他にも素敵な音を出す民族楽器がいっぱいあって、音を出してもらいながらひとつひとつ説明してもらった。きっとまた来ますからねと、カエル二つ抱えて店を後にした。
このカエルはタイの民芸品。日本の木魚の背中にギザギザが付いているものと考えればよい。使わないときはカエルの口にくわえさせてあるスティックで、ギザギザに沿ってお尻から頭にかけ撫で上げる。そのときに出るカタカタという振動が空洞に共鳴して、実にリアルなケロケロ・コロコロ声が出るのである。素敵な楽器だ。
我が家に福が訪れ、家族が無事帰るようにと、このものたちが玄関でいつも待っていてくれる。
福ロウと無事カエル
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ご無沙汰しています。
先日、市内の料理店に入ったら、写真で見た小さいカエルが置いてありました。銜えているスティックが樹種の異なる白木でしたが、以前の記事を思い浮かべ妙に懐かしく思いました。音の鳴らし方まで覚えていなかったので、次回行ったときは鳴らしてきます。
シンプルな楽器ですが、とってもいい音で鳴きますよ。これを考えた昔々のアジアの人は、いいセンスしてましたね。日本の遺跡からも、昔の人々の知恵や機知を感じます。