宮崎学の新しい写文集が出た。理論社の「かわりゆく環境 日本生き物レポート」全4巻の第1巻。日本の自然を花鳥風月で愛でるばかりでは決して見えてこない人間生活との密接関わり。私たちのすぐそばにありながら、大方の人たちが無意識のうちに通り過ぎている「自然からのサイン」を、ものの見事に切り出して私たちの前に突きつけてくる。
宮崎学がかつて写真週刊誌フライディ連載の「アニマル黙示録」で挑発的に示した視点。それは野生生物の代弁者としての強烈なメッセージであったが、今回は人の側にも軸足を乗せた表現となった。人と自然が折り合って暮らしてゆくヒントを、このシリーズからぜひ学び取ってもらいたい
続編の発刊予定は以下の通り。
「(2)廃棄スイカに群がるイノシシ家族」 2006年11月上旬発売予定
「(3)野生動物の首をしめるゴミ」 2007年1月下旬発売予定
「(4)コンクリート壁のスズメ団地」 2007年3月下旬発売予定
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『洗剤キャップの棲み心地は?』
久しぶりに写文集が、でた。
(理論社刊 26×19cm 120p 2,100円)
「かわりゆく環境日本生き物レポート」のシリーズタイトルのもと、全4冊のうちの1冊だ。