夏が終わって初めて、渡りのシギチを求めて海に出てみる。浜辺に鳥は1羽も見つからず、斜面に咲く名残りのトウテイランにレンズを向けただけで引き上げる。
帰り道に立ち寄った海辺の田んぼ、刈田から飛び立って電気柵に止まったのはチョウゲンボウ。広げた翼の風切りがかなりくたびれているメスタイプ。
やがて飛び立ち高速で彼方へ消えた。見失った方角でカラスが騒ぎ出し、チョウゲンボウがカラス軍団にいびられているのだろうと思った。
こちらに向かって出てきたのは、チョウゲンボウではなくてチュウヒだった。この時期、渡りのチュウヒをたびたび見かける。
鳥が動く季節、秋の気配も日毎に深まって行く。
2020.9.10 D7500+VR300mmF2.8
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