長い間、公にされなかった但馬地域のフクジュソウ自生地を調査する機会があり、参加させてもらった。案内人は京阪神のコアな植物の専門家。15年前の記憶を頼りに、シカが入り、ヤマビルが入り、当時と変貌した自生地へと案内して頂いた。
当時はあったという大群落は消滅したのか、今回はたどり着けなかったのか、今後の宿題が残ったが、小規模な群落が残っていて参加した甲斐があった。
スギ植林の林床にその群落がある。70株ほどの開花を確認。
少し離れた場所ですでに実を付けている一群があった。結局、この日の調査では、谷に沿って3箇所の自生地に200株ほどを確認した。
盗掘に対するリスクに配慮しつつ、この花の存在を若い世代に伝えてゆくことが年寄りの役目でもあろう。
ミヤマカタバミ
倒木にヒラタケ
タゴガエル
マルクビツチハンミョウ
この谷でオオルリ、センダイムシクイを初認した。またスギタニルリシジミ、ギフチョウも見かけた。
2017/4/13 D500+60mmMACRO,10mmFE
0