六方田んぼの切り株


この写真は2004年11月23日の撮影である。10月20日の台風23号の大洪水のあと、六方田んぼの真ん中にこのような風景が忽然と現れた。広域農道からよく目立つこの切り株は、多くの人の目に触れて「あれは何だ?」ということになった。いつのまにかこの切り株が片付けられて、この現場に近い造園業者の元にあるのを目にした。
そして昨日4月29日付朝日新聞但馬面で、この切り株の謎が解き明かされていた。
この切り株は昨年9月の台風21号で倒れた新田小学校のポプラだった。造園業者が引き取った切り株が台風23号で流されて水が引いたあとにあのような形で田んぼに立っていたということだ。再び造園業者の手に戻ったこのポプラの切り株から、新芽が芽吹いたというのが紙面の話題だった。
台風23号で様々なドラマが生まれ、そして語り継がれてゆく。

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