友達のFBタイムラインに前日上がった記事に反応し、さっそく翌日、妻を誘って宮津を目指した。丹後半島の東海岸沿い、R178号から少し海側に入ったリゾートマンションの1階にフレンチレストラン Bio Rabbit がある。立地から見て、マンション利用者向けのアメニティ施設なのだろうが、一般客も普通に利用できる。
店内フロアは若狭湾を望むオーシャンビューが素敵である。ランチタイムは11:00〜14:00で、予約なしで気軽に立ち寄れる。火曜日定休。
私は定番メニューの「ビオ・セット」¥1,830を、妻はデザートのスイーツ目当てに、平日限定の「レディースランチセット」¥1,500をオーダーした。このお店のテーマは「オーガニック」で、地元食材にこだわった料理を提供されている。
前菜のサラダは、いかにもフレンチっぽい演出が美しく、自家製と説明された燻製はどれも美味しかった。シカの燻製もあったが、シカの食肉としてのニーズが増えてゆけばよいと思う。
スープはカボチャのポタージュ。私も自宅でよく作るが、当たり前であるが、やはりプロの味は違う。
この日のメインディッシュはスズキとサワラ。バジルとアンチョビの2つのソースで楽しむ。スズキとサワラは、我が家でよく利用する「縄屋」さんでも和食のメインとしてよく登場する魚種。同じ食材でも和食からフレンチに変わると、口の悦び方が違うものである。とても美味しく頂いた。
レディースランチは5種類のパスタを選択でき、妻はアンチョビソースをチョイスした。たっぷり野菜が載ったヘルシーパスタ。
レディースランチのデザート。シフォンケーキ、シャーベットなど、なるほど、女性御用達である。ドリンクを紅茶で頼んだ妻は、美味しく入っていたアッサムに喜んでいた。私はオプションのホットコーヒー。これもオーガニックと説明されていた。
ちょっとリッチなランチタイムを、オーシャンビューのフレンチレストランでという向きに、Bio Rabbitは我が家のお気に入りリストの仲間入りとなった。我が家から1時間ちょっとのドライブというのも、ほどよいアクセスである。
せっかくなので、食後は丹後半島を反時計回りに一周してみる。道の駅から伊根の舟屋群を見下ろす。穏やかな午後の伊根湾が広がり、観光船がゆっくりと巡航してゆく。
この日の外海は波が高く、屏風岩の海も白波で泡立っていた。
間人(たいざ)の役場前から立岩を望む。山陰海岸ジオパークに指定されて以来、とみに注目度が上がったポイントである。
立岩の反対側を望むと、西日を浴びてウロコ雲が広がっていた。
美味しいランチと、久しぶりに夫婦で丹後半島一周ドライブを楽しんだ、秋の半日であった。
2015/10/26 P340
丹後のオーガニック・フレンチ Bio Rabbit
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