ミサゴがサワラを捕まえた


箱石浜の防砂林を車で通りかかると、ニセアカシアの木の上にミサゴが見えた。近くで止めると嫌われて、構図を決める前に飛び出してしまった。

魚に詳しい職場のスタッフに、ミサゴの食べていた魚を写真同定してもらう。すぐにサワラ(スズキ目サバ科)の回答が出た。いい魚を食べているではないか。
さっそく日本海におけるサワラの漁況について調べてみると、京都府農林水産技術センター海洋センターの季報104号(平成24年9月)に興味深いレポートが上がっていた。
http://www.pref.kyoto.jp/kaiyo/documents/kihou104.pdf
近年、日本海で獲れるサワラが急増したというレポートであり、海水温上昇に伴う回遊の変化と推論されている。但馬海岸でもソラスズメダイなどの熱帯魚が死滅回遊する数を増やしているが、同じ海の事情なのだろう。
鳥だけに注目するのではなく、鳥の食べた餌に感心を寄せることで、地球環境の変化にも思いを深めるきっかけになる。
2014/9/16 D7000+VR300F2.8

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