






毎年のことではあるが、丹波市のセツブンソウ自生地を訪ねることで、新しい1年の花暦がはじまる。丹波市青垣町には公開されている3ヶ所のセツブンソウの自生地がある。最も早く咲き出すのが、但馬に一番近い遠阪地区の自生地。雪が残る自生地で結構な数の開花株を確認できた。がく片が透けている株もあり、趣のある表情をめでることができた。
(2025.2.12)







2回目は、遠阪地区の南東に位置する東芦野地区の自生地を、一般公開期間の最終日に訪ねた。初回から2週間季節が進んで、この地区のセツブンソウは満開を過ぎようとしていた。セツブンソウ回廊の案内に従って、地区内の3ヶ所の自生地を見て回った。見事な群落がよく管理されている私有地では、何組かの見学者が訪問中だった。庭の片隅ではフクジュソウが咲き出していた。丹後のフクジュソウ自生地は、まだ雪に埋もれていることだろう。
(2025.2.28)
D7500+VR300mmF4.0, 90mmMACRO, 10-20mm
7+
セツブンソウは地元・武蔵野(東京都)の 植物園にも 植栽 されていて毎年見ますが、 こちらのは何と言うか花に勢いがある感じがします。 2回目のご紹介の中で遠阪地区という 地名が出て調べてみたのですが、 素晴らしい地域ですネ。セツブンソウ以外にもクマガイソウもあり、コウノトリが飛来し、オオサンショウウオも生息しているとか。訪れてみたくなります。
遠坂地区、峠を越すと但馬の國です。ここを境に、気候ががらりと違います。遠坂で丹波國に入ると、とくに、冬の空気感が違います。セツブンソウをはじめ、丹波の野草が峠を越えられない理由も、分かる気がします。野鳥に関しては、但馬の方が多様性豊かです。
おっしゃるとおり、但馬の=”Tazjimania Sanctuary”
に登場する野鳥の種の豊かさにいつも驚いています。
私は例えばアカショウビンは何年も前にはるばる福島県に行ったとき、声を聞いたのが最後です。
そして但馬の方々がなさっておられるコウノトリをまもる活動には敬意を表しています