物心付いて以来、私のもっとも好きな音楽ジャンルはプログレッシブロックと称される分野となった。なぜだかわからないが、とにかくそのものたちの音が私の心に呼応したのだと、こう言ってしまおう。
プログレっちゃあ洋物と決まっていたわけだが、和物のプログレバンドがアンダーグラウンドで活躍していることは少し知ってはいた。ニフティな時代、プログレ隔離室なるフォーラム部屋で、日ごとコアなプレグレ談義がつみあがるのをＲＯＭってた。
私もジジイになっちまって、音楽方面へのテンションもなよってきてしまったが、ひさしぶりにいいものを聞いた。というか、こんなすんげぇバンドが日本にいたんだと、改めて感慨にふけるのである。そのバンドの名はＫＥＮＳＯ。ケンソーの名のルーツは喧騒？
アマゾンで手に入る３枚のアルバムを立て続けに聞いた。左から８５年、９１年、０２年の作品。どの時代にあっても、彼らの音楽は常にプログレッシブであるところがスリリングだ。ぞくぞくしてしまう音たち。メジャーな洋物アーティストの誰風の音とはあえて言わないけど、いやあ、おいしい音ですなあ。
ちなみに、ギタリストのリーダーの本職は歯科医だそうで、これがまたいい。音楽でメシを食おうという悲壮感がない。趣味で音楽やって、それが海外にまで名を馳せるバンドとなって、こういうのってうらやましいではないの。ちなみに、私もＥＩＳＨＯＴという怪しげなジモティバンドのメンバーなのであるが、芸歴だけは３０年以上と長い。（笑）
で、我々が最近よく言う言葉、「わしらの音は３０年早かった」
あと１０年したら、きっと言うだろう。「わしらの音は４０年早かった」
そして、私のレクイエムには、きっとＥＩＳＨＯＴの楽曲を流してくれ。それを聞きながら天に昇りたい。おっともう一曲。ニルソンのWithout youも頼む。プログレじゃないけど、この曲は世界で一番美しいラブソングだと、いまだに信じている私。
[:トマト:]
バンド名の由来は、KENSOのオフィシャルサイトに記してあった。
http://www1.u-netsurf.ne.jp/~kenso/
さて、そんな僕が高校２年の時に、同級生ふたりと
下級生ひとりとを加え、KENSOを結成した。
バンド名は、在籍していた神奈川県立相模原高等学校
の略称「県相」からとった、、、、。
だとさ。KENSOの音楽ルーツはEISHOTのそれに通じるなあ… Remember「釘を投げろ！」
