

















ターゲットもどこかに飛び去り、カメラマンの放列も収まった様子なので、昨年末のハイイロチュウヒ♂の観察記録を公開する。
12月16日、河川敷を巡回中、ハイイロチュウヒ♂とすれ違った。気づいたときは、すでに助手席の窓を通り過ぎて車の後方を上流に飛び去る後ろ姿。今シーズン初の出会いは、あっけなく終了。
12月17日、本個体の飛来が確認された盆地南の田んぼの一画で(珍しく)待機する。幸運にも、待機場所の上空に本個体が飛んで来た。雲が割れた青空の中を少し高く飛ぶハイイロチュウヒ♂を撮影することができた。
12月18日、同じエリアの東寄りの場所で待機。人家近くを低空飛行で西に向かう本個体を一瞬捉えた。
12月19日、六方田んぼ北で仲間が確認した個体をチェック。前日の個体と写真比較したところ、どうやら別個体であるかもしれないことが推察された。尾羽の色合いが両者で違うのである。同じタイミングで、盆地内にハイイロチュウヒ♂が2個体飛来していたのかもしれない。
これまでのハイイロチュウヒ♂の行動を見ると、出現期間は数日と限定的で、しかも逗留中も非常に広範囲を巡回していることがわかっている。当地での短い逗留を終えると、おそらく西か南か、隣接の他県に移動しているのではないかと考える。北帰行のタイミングで再び当地を通過すれば、再会の機会があるかもしれない。
2024.12.16-19 D7500+VR300mmF4.0