鮎の酒干し


お盆の一番忙しいお昼の時間帯に店に入る。ちょうど入れ替わりの席が空いたので待たずに座れた。祖父母の墓参りに行く途中の昼食は、夫婦揃ってドライブイン山里のカツ丼。いつもどおりの美味しさに満足。
てんてこ舞いの接客の合間をぬって、御主人が鮎の酒干しを手渡してくれた。「今年は塩を少し多目にしてみた」とのこと。味の探求に熱心な御主人だからこそ、提供する食事に妥協がないのだ。
盆で帰省した子どもたちと一緒に、軽く炙った酒干しを賞味する。今年の鮎は大ぶりで、いい具合に日干しになっている。もちろん、言うことなしの美味しさである。酒は麒麟山の吟辛。
ご馳走様でした。

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