久しぶりの出雲

この前が2006年12月23日~24日だったから、4年半ぶりの出雲となる。R178の余部道路を走るのも初めて。居組・東浜間のバイパスで県境越えも楽になり、これからはR9経由より海回りのドライブがいい。
鳥取市内を越え、旧東伯町から新しいバイパスが区間開通している。西進して再びR9の地道を走り、大山町から山陰道につながるバイパスに乗れば、そのまま一気に出雲まで。地図で見ればかなり遠い国であるが、新しい道路はその距離感を縮めてくれる。山陰道では、無料化社会実験が終了し6月20日から再び有料化されると案内が出ていた。

夜は息子と居酒屋へ。一度しか行ったことのない店らしいが、彼の下宿先から徒歩5分ほどの近さがよい。平日とあって店内は閑散としており、他に2組ほど客が入っていた。
本日おすすめの白バイ貝の煮付けがとても美味しく、この時点でこのお店が気に入った。出雲の地酒も何種類か置いてある。年末に息子が土産に買って帰った安来の「月山」があったので注文。この酒は辛口ながらふくよかで美味い。

トビウオの造りが食べたかったので、それをメインに盛り合わせを頼む。魚が美味い土地なので、太切りの刺身も申し分ない。といいつつ、実はあまり刺身は得意ではないのだが…
二人でたらふく食って呑んで1万円でお釣がきた。安くて美味い店で満足した。店の名は、たしか「大将」だったか。

翌日午前はここで一仕事済ませ、正午過ぎには帰途につく。

息子ご推薦の出雲そばの店「羽根屋」本店でお昼にする。大正天皇御用達だったとかで「献上そば」の冠がある。
http://kenjosoba-haneya.com/top.php

割子そば3段の定食にした。そばの他に、小皿、シジミ汁、ご飯が付く。そばつゆは甘味が少し強いが、この土地の味覚なのだろう。そばは風味、腰ともに満点。評判のそばだけのことはある。老舗らしい椀にも注目。シジミ汁がまた最高に美味しかった。

山陰道は斐川ICの一つ向こうの宍道で乗ることにした。R9を東進し、インター手前の道の駅に寄る。店内を覗いたのは、黒柿の工芸品を物色したかったから。前回はここで見つけた黒柿のフクロウ携帯ストラップが気に入って、今もそれを付けている。
フクロウのストラップは相変わらす並んでいたが、前のデザインのフクロウからミミズクに進化していた。私としては前のシンプルなデザインの方が良かったと思う。そばに置いてあったのがこの親指サイズのウサギ。連れて帰ってくれと呼んでいたので、お持ち帰りすることにした。黒柿の木肌、彫りのシンプルさ、いい味わいを醸し出している。帰宅後、妻がこのウサギに名前をつけた。宍道湖のシジミにあやかって「しじみちゃん」だそうだ。ただいま食卓の上でしじみちゃんは愛想を振りまいている。
ちなみに、このアクセサリを作っているのが斐川町の「おかや」という工芸屋さん。R9沿いにショップがあるようなので、次回はぜひお店を訪ねてみようと思う。
http://www.okaya.ne.jp/index.html


羽合の道の駅では物産品の横でチープな民芸品が売られていた。天然石(どうやら中国の河卵石という石らしい)を彫ったフクロウを買って、自宅の玄関脇に置くことにした。夜の照明の中でみると、なかなか風情があるではないか。
そんなことで、往復ちょうど500キロの1泊2日の小旅行だった。
2011/6/13-14 GX100, D90+DX35mmF1.8

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