





ブナ林で、林道脇に車を停めてひと休み。しばらくすると、頭上でアカゲラの警戒声。この近くで営巣しているに違いないと引き続き車内で休憩していると、ピーピーピーとヒナの餌ねだりの声がすぐそばで聞こえる。
ひょっとしてと、車外に出て車の真横の立ち枯れの木をチェックすると、あったあった。アカゲラの開けた巣穴。木の下には掘り出した木くずが散らばっている。ヒナの声はその巣穴の中から聞こえている。親鳥は、先程から餌をくわえたままなのだろう、私の車が横付けしているので給餌できないでいる。
せっかくのチャンスなので写真も撮りたい。めったにしないことだが、カメラを三脚に固定し、無線リモコンをセット。営巣木から50m以上離れた位置まで車をバックさせ、そこから双眼鏡を覗きながらシャッターのタイミングを待った。その結果が今回の写真。給餌したのはアカゲラのメスで、オスは警戒声を発しながら周りを移動するだけで、給餌には入らなかった。
巣穴から見えたヒナはすっかり大きく成長しており、巣立ち間際だと思われた。まさか、営巣木の真横に人間の乗った車が横付けするなんて、思ってもいなかっただろうアカゲラ繁殖ペア。記録写真を確認して、早々に現場をあとにした。
2023.6.7 D7500+VR300mmF4.0
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