2010今年読んだ本

もともとが、それほどの読書好きではないのだが、読書好きの妻の影響もあって、図書館でついでに借りてきてもらったのを読んでいるうちに、今年は結構な読書数になった。自己ランキングと寸評を添え、備忘録をかねてリストアップしておきたい。

1Q84 BOOK3/村上春樹
★★★★☆
BOOK2までの続きで必然的に即買いで読んだけど、効かない消化剤みたいな感じ?
走ることについて語るときに僕の語ること/村上春樹
★★★★☆
ランナーとしての村上春樹のアスリート・エッセイ。思いのほか楽しめた。
アンダーグラウンド/村上春樹
★★★☆☆
オウム事件の証言を集めたノンフィクション。最後は時間切れ返却。
ノルウェイの森/村上春樹
★★★★☆
村上に入れ込む前に読んだのの再読。二度目は面白く読めた。
ロング・グッバイ/村上春樹訳
★★★☆☆
レイモンド・チャンドラーの村上訳。洋物はどうしても感情移入しにくい。
オーディンの鴉/福田和代
★☆☆☆☆
ネットの宣伝に釣られて買ったけど、タイトル負けって感じ? 構成が稚拙。
告白/湊かなえ
★★☆☆☆
ネチっこい読書感は、ちょっと合わない。
夜行観覧車/湊かなえ
★★☆☆☆
娘が置いていった本。やっぱりネチっこい。
モモ/ミヒャエル・エンデ
★★★☆☆
10数年前に途中で放棄したのの再読。「はてしない物語」に遠く及ばず。
家族狩り/天童荒太
★★★☆☆
「永遠の仔」以来の2冊目。猟奇的家族愛? 少し劇画的に過ぎるか。
悼む人/天童荒太
★★★★☆
相変わらず文章が心地よい。淡々と進み静かな読後感。後でジワっと反芻する。
あふれた愛/天童荒太
★★★★☆
4つの愛の物語。短編でありながら、それぞれの愛の形は大きく心に響く。
孤独の歌声/天童荒太
★★★☆☆
作家天童荒太としてのデビュー作。トラウマとサイコバイオレンス。後作へ繋がる天童の原点。
破船/吉村昭
★★★☆☆
初めて読む吉村昭。ドキュメンタリ映画を見るような、さめた読書感。
羆嵐/吉村昭
★★★☆☆
2冊目に選んだのがこれ。開拓村を襲った悲劇を淡々と描く。
漂流/吉村昭
★★★☆☆
3冊目。南海の孤島に漂着した船乗りの壮絶なサバイバルドラマ。
親鸞/五木寛之
★☆☆☆☆
神戸新聞の連載小説。「青春の門」以来だが、面白いとは思わなかった。
羆撃ち/久保俊治
★★★★☆
孤高のハンターのストイックな羆猟と愛犬の物語。凛とした森の匂いのする秀作。
クライマーズ・ハイ/横山秀夫
★★★☆☆
話題になったわりには心を打たなかった。焦点が絞りきれていない。
邂逅の森/熊谷達也
★★★★★
文句なしに2010年度の私的ベスト1。大正年間の秋田マタギの物語。ラストシーンは圧巻。

■新に本棚に加わったgakuさんの本
鷲と鷹/宮崎学
フクロウ Handy Edition/宮崎学
となりのツキノワグマ/宮崎学
野生動物が見つめるゴミ列島/宮崎学
   

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