もともとが、それほどの読書好きではないのだが、読書好きの妻の影響もあって、図書館でついでに借りてきてもらったのを読んでいるうちに、今年は結構な読書数になった。自己ランキングと寸評を添え、備忘録をかねてリストアップしておきたい。
1Q84 BOOK3/村上春樹 ★★★★☆ BOOK2までの続きで必然的に即買いで読んだけど、効かない消化剤みたいな感じ? |
走ることについて語るときに僕の語ること/村上春樹 ★★★★☆ ランナーとしての村上春樹のアスリート・エッセイ。思いのほか楽しめた。 |
アンダーグラウンド/村上春樹 ★★★☆☆ オウム事件の証言を集めたノンフィクション。最後は時間切れ返却。 |
ノルウェイの森/村上春樹 ★★★★☆ 村上に入れ込む前に読んだのの再読。二度目は面白く読めた。 |
ロング・グッバイ/村上春樹訳 ★★★☆☆ レイモンド・チャンドラーの村上訳。洋物はどうしても感情移入しにくい。 |
オーディンの鴉/福田和代 ★☆☆☆☆ ネットの宣伝に釣られて買ったけど、タイトル負けって感じ? 構成が稚拙。 |
告白/湊かなえ ★★☆☆☆ ネチっこい読書感は、ちょっと合わない。 |
夜行観覧車/湊かなえ ★★☆☆☆ 娘が置いていった本。やっぱりネチっこい。 |
モモ/ミヒャエル・エンデ ★★★☆☆ 10数年前に途中で放棄したのの再読。「はてしない物語」に遠く及ばず。 |
家族狩り/天童荒太 ★★★☆☆ 「永遠の仔」以来の2冊目。猟奇的家族愛? 少し劇画的に過ぎるか。 |
悼む人/天童荒太 ★★★★☆ 相変わらず文章が心地よい。淡々と進み静かな読後感。後でジワっと反芻する。 |
あふれた愛/天童荒太 ★★★★☆ 4つの愛の物語。短編でありながら、それぞれの愛の形は大きく心に響く。 |
孤独の歌声/天童荒太 ★★★☆☆ 作家天童荒太としてのデビュー作。トラウマとサイコバイオレンス。後作へ繋がる天童の原点。 |
破船/吉村昭 ★★★☆☆ 初めて読む吉村昭。ドキュメンタリ映画を見るような、さめた読書感。 |
羆嵐/吉村昭 ★★★☆☆ 2冊目に選んだのがこれ。開拓村を襲った悲劇を淡々と描く。 |
漂流/吉村昭 ★★★☆☆ 3冊目。南海の孤島に漂着した船乗りの壮絶なサバイバルドラマ。 |
親鸞/五木寛之 ★☆☆☆☆ 神戸新聞の連載小説。「青春の門」以来だが、面白いとは思わなかった。 |
羆撃ち/久保俊治 ★★★★☆ 孤高のハンターのストイックな羆猟と愛犬の物語。凛とした森の匂いのする秀作。 |
クライマーズ・ハイ/横山秀夫 ★★★☆☆ 話題になったわりには心を打たなかった。焦点が絞りきれていない。 |
邂逅の森/熊谷達也 ★★★★★ 文句なしに2010年度の私的ベスト1。大正年間の秋田マタギの物語。ラストシーンは圧巻。 |
■新に本棚に加わったgakuさんの本
鷲と鷹/宮崎学
フクロウ Handy Edition/宮崎学
となりのツキノワグマ/宮崎学
野生動物が見つめるゴミ列島/宮崎学
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