カップヌードルごはん


近所のマーケットでこんなものを試し買いした。8月に近畿圏限定で新発売となり、話題をさらってすぐに一時販売中止。ようやく供給体制が整って販売再開となった曰く付きの新商品。新しもん好きとしてはチェキだ。
希望販売価格250円。高いか安いか、微妙なラインである。パッケージはカップヌードルの一体成型の円筒ではなく、折り紙風に組み立てた四角い箱。

パッケージを開けると、中から3つの小袋が出てくる。「具・味付けの素」、「ライス」(カップヌードル「ごはん」と言っているのに、これは「ライス」と書いてある)、「仕上げ香味油」
容器内側には下から3cmの位置に茶色いラインが引いてあり、まずこの位置まで水を入れる。量にして約150ccである。

「仕上げ香味油」以外の小袋をあけて、すでに水を入れた容器の中に投入する。撮影の都合、このときは「ライス」を先に入れ次に「具・味付けの素」を入れたのだが、説明書きによれば順序が逆のようだ。
具はカップヌードルのそれとまったく同じである。もちろん匂いもカップヌードルである。

容器内をよくかき混ぜる。このようにすぐに混ぜちゃうから、どちらの小袋を先に入れてもよいと思うけど。
スープをまんべんなく水に溶いてからライスを投入するほうが、理にはかなっていそうではある。

蓋をたたんで電子レンジへ。500Wなら5分30秒間、600Wなら4分30秒間加熱する。

加熱終了後1~2分蒸らし、容器を開けると中はこんな感じである。プーンとカップヌードルのいつもの匂い。「仕上げ香味油」をふりかける。

スプーンでよくかき混ぜてから口に運ぶ。味は、まさにカップヌードルごはんである。カップヌードルおじや、がより近い表現か。不味くはないけど特別美味しくもない。ご飯は意外にご飯っぽく、粘りも弾力もある。小腹が空いたときにはお手軽なスナックになるだろう。
ピンチ食にもいいと思うけど、電気が必要、電子レンジが必須となると、TPOが限定される。お湯だけで食べられるカップヌードルの適応範囲の広さには到底及ばない。アウトドアや非常時には、カップヌードルとレトルト米をお湯で戻して、麺を食べてから「おじや」にすれば同じものが作れるような気がする。
カップヌードル好きのバリエーションとして、日常のファーストフードとしてアクセント的に使うのが、このカップヌードルごはんの食べられ方だろう。お湯を注ぐだけのカップヌードルの手軽さはないが、同じ味のごはん物がすぐに食べられるという点で、一定のニーズを確保できるだろうと思う。でも、この商品、カップヌードルのようなロングセラーにはならない予感はする。
同時発売された「カップヌードルごはんシーフード」の再販にはまだ時間が掛かるらしい。近畿圏限定の試験販売だから、一刻も早く試したい人は関西のスーパー・コンビニで、あるいはネット通販で仕入れるしかない。若者が夜食にこいつを食べている図はなんとなくナウい(死語w)けど、単身赴任中年親爺が一人で食べている図は、カップヌードル以上に哀愁を感じる。
日清食品のスペシャルサイトは以下
http://www.cupnoodle.jp/gohan/

2010/10/18 D90+DX35mmF1.8

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