二つのFly to



今日は記念の日である。楽しいほうの記念日ではなく、父の命日だ。1年前のちょうど今頃、集中治療室のベッドの上で、父の命は静かに消えようとしていた。
最近、知り合いの医師から、豊岡には二つの誇るべき翼があると聞かされた。一つはコウノトリ、もう一つはドクターヘリである。
ヘリは尾翼に小さなのしかないけどという突っ込みはさておき、確かにそうだなと思った。私は二つのFly toという言葉で言い換えてみたい。
Fly to the willd そして Fly to the patient。
毎日、職場の窓を通してドクターヘリのプロペラ音が聞こえてくる。ずいぶん頻繁に飛んでいるといった印象だ。そのドクターヘリの活躍ぶりは、但馬救命救急センター長自身の言葉で綴られるBlogから知ることができる。現場の生々しい状況をストレートに伝えて頂くことで、私たちは豊岡病院の誇る救命救急医療の尊さを知ることができるのである。
この記事をお読みの皆さんも、ぜひそのことを知って頂きたく、ここに紹介しておく。
公立豊岡病院 但馬救命救急センター TECCMC:TAJIMA Emergency and Critical Care Medical Center(テックCMCと呼ぶらしい)
TECCMC’s BLOG
身近に医学を志す者がいるだけに、今後のTECCMCの活躍を心より願うものである。救える命がそこにある。ドクターヘリの音を聞くたびに、救命救急医療チームの皆さんへエールを送り続けたい。
さて一周忌、この記事は、父の死亡時刻の23時35分に投稿されるようセットした。

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