妻とマーケットに行ったら、雑貨コーナの端っこに面白いものが掛かっていた。298円に釣られて、実験機材として買ってきた。
もちろんMade in Chinaで、パッケージにはイナズマが走っている。強烈な落雷の直撃を受けているのはハチなんだけど、ハチにも効くんだろうか、これ。
単三電池2本で動く。ボタンを押すと赤いLEDランプが点灯し、キューンというチャージ音がかすかに聞こえる。そう、中身はカメラのストロボ回路そのものである。
ネットは3層になっていて、表裏のネットは感電防止用を兼ねた接地電極である。サンドイッチされた中の1層に高電圧がかかる。
こういうのを持つとついスイングしてみたくなるが、テニスのように力強くスイングするとその風圧で蚊は吹き飛んで行ってしまうから、殺虫ラケットの意味がまったくなくなる。飛んでいる蚊と等速くらいのスイングで、ヤツの後ろからラケットを近づけ、ギリギリの距離まで追い詰めてからクイックにはたく。
もちろん、その段階ではチャージのボタンは押し続けているわけだ。蚊の足だか、羽根だかが内層に触れた途端、外の接地電極との間に挟まれた蚊に電流が流れる。パチッという小さな音と、スパークが出る。焦げた臭いもする。
このように蚊がやられてしまうわけだが、実はこれはヤラセである。電撃でトラップされた蚊は、ネットに留まる場合もあるが、床に落下することが多い。今回は落ちた蚊をネットに戻して、それらしく撮ったというわけである。
小さなハバチが飛んでいたので、こいつも落とした。台所のハエも電撃で落ちたが、すぐに息を吹き返して飛んで行った。蚊はラケットで直接落とせるけど、ハエサイズになると一時的なショックを与えるだけで、落ちたらすぐに潰すのがよい。
そうこう考えているうちに、この道具を使うまどろっこしさを考えると、従来どおり、素手で叩き潰したほうがよほど効率的であることにハタと気づいたのである。ロシアの湿地で猛烈なブトに襲われるような状況下では、このラケットを腰に下げてゆけばよいのではないかと、今度コウノトリの郷公園の職員に薦めてみようと思う。w
殺虫ラケット
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家は蛾が多いので重宝しています。
但し!死には至らないので潰す必要有ります。
素手で蚊を潰すなんていや〜ん。
299円 安い!! うちのスーパーでは499円で四角を売っています
コーナーの死角がないとか書いてありますが はて
298は安いでしょ。つい買い物カゴへ。
蚊はパシっと手でやったほうが早いですが、ハエは潰すのも気持ちわるいので電撃で落下したのをティッシュでムギュっとするのがよいかと思いはじめてます。
電極にコンデンサーをかませると強力になるのでは?
電圧はスパークが1ミリで1000ボルトくらいの計算で耐圧の高いもの。
整流してなければついでに倍圧整流して電圧も上げれば・・・。
amitakeさん
改造しなくても、素のままで結構\ショックを与えられるようです。パワーを上げると、接触部分のみが一瞬で消失してしまって、不自由なまま飛んで行ってしまいそうにも思います。
昨夜はカーテンに止まっていたハエを一匹これでやっつけました。ショックで落ちたらすぐにティッシュで潰す、このコンビネーションですね。