宮崎学 鷲と鷹


ようやくここまで遡ってきた。宮崎学20代の集大成は、1981年1月初版発行の「鷲と鷹」。
このほど、Amazonユーズドで3千円ほどで手に入れた。

日本で繁殖する16種のワシタカの営巣写真を撮る。その目標達成のために、15年の歳月を要した。
ブラインドにこもり、ロープで身を縛り、リモートカメラを操り、北海道から沖縄に到るまで長いロケが続いた。

ハヤブサのこの写真が好きだ。ハヤブサをこのアングルから撮るには、断崖でザイルに身を預ける以外にない。
決死の撮影が生んだ、奇跡のショットだ。

巻末には30歳そこそこの宮崎学のポートレートが写っている。
みなぎる若き力が眩しい、これは伝説の名作である。

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2 throughts on "宮崎学 鷲と鷹"

  1. これのメーキング・オフ、「鷲鷹ひとり旅」も必読の書。
    文章も当然ながら、本書「鷲と鷹」に載ってないオドロキ画像があります。
    例えばウサギに襲いかかるクマタカ。こんな場面を撮った人、他にいるんでしょうか。

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  2. 「鷲鷹ひとり旅」、ぜひ読んでみたいと思っています。
    gakuさんは写真のプロですが、文章もほんとうに上手ですね。

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