カラスだけで1冊の本を作るよ。gakuさんがそう言っていた本ができた。
全国のカラスの巣が100カット。その巣材や掛けた場所から、様々な人間模様が見えてくる。もちろん、巣材や卵の数・色・形の資料としても貴重だが、作者の狙いはあくまでもカラスの目線から見た人間界だ。
ヒナの目線の先には、港があったり、アルプスの山並みがあったり、大都会のビル群があったり。人にもっとも身近な野鳥でありながら、カラスの目線から私たちを俯瞰した写真というのは、gakuさんが初めて私たちの前に見せてくれたのではないか。
後にも先にも、こんなユニークな写真集は出てこないかも知れない。売り切れにならないうちに、ぜひ手元に置いておかれることをお薦めする。
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写真集「カラスのお宅拝見」が出版される
「カラスのお宅拝見」の写真集が、できた。
北海道から九州まで、100を超えるカラスの巣を覗かせてもらって、巣を通して現代社会を語るというものだ。
写真集だから、モデル