超珍ハイイロガン

2022年1月8日、フィールドで出会った仲間からハイイロガン飛来の情報を知らされた。隣町は京都府なので、当地への飛来記録にはならないが、翌朝、生まれて初めて見るハイイロガンの観察に向かった。現地で情報提供者と合流。他にも2名観察者がいたが、時間が経過するにつれ観察者は増えて行く。

兵庫県稲美町の加古大池に、9月終わり頃からハイイロガンが居着いているらしいが、そんな情報も今回初めて耳にした。ネット検索すれば、たしかにたくさんの記事がヒットする。その個体が当地に飛来してきた可能性が高かったが、観察個体の写真とネットの写真を比較すると、どうもくちばし根本の白の出方が異なる。別個体の飛来のように思えた。

コハクチョウと一緒に行動したり、ヒシクイと一緒に行動したり、様々な行動パターンを短い観察時間内で見せてくれた。遠目にはマガンに似ているが、決定的に違うのはくちばしと脚のピンク色。ヨーロッパでは普通種らしく、英名でGreylag gooseという。ハイイロガンから家禽のガチョウが作られたとのことで、あちらでは身近な存在のようである。日本では迷鳥として稀に飛来するのみだが、姿が地味なのでそれほどの興奮感はない。この先、生きている間に、もう二度と会えない野鳥かもしれない。

2022.1.9 D7500+VR300mm, 90mmMACRO

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