ヤイロチョウ繁殖中

今期2回目のヤイロチョウとの遭遇。生息域に入ると声は聞こえるが、なかなか姿を見ることはかなわない。今回はよいタイミングで出会うことができた。6月も中旬を過ぎ、ヤイロチョウは抱卵の真っ最中だろうと想像する。

今回の個体は、胸が少し汚れているのと、腹部の赤い毛の中央にスリットが見える。以前も、巣材を運ぶヤイロチョウに同じような腹部のスリットがあったことを思うと、おそらくこれは抱卵斑に該当するマークなのだろうと思ってみる。

おそらく今期の最後のヤイロチョウ観察になるだろう。観察エリアの山域に、少なくとも2ペア以上の繁殖個体がいることが推定される。直接営巣を確認するには、急峻な深い谷に分け入らないといけないが、私レベルの観察者は林道での稀な遭遇だけで十分である。

林道の崖には、オオバギボウシが咲き出した。

2021.6.17 D7500+VR300mmF2.8

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