友人が経営する中田工芸は、日本を代表する木製ハンガーのメーカーである。１年前、青山にショールームを出してから、中田工芸のハンガービジネスは大きく展開してゆく。その最前線をようやくこの目で確かめることができた。
土曜の営業時間は終了していたが、クローズしたショールームの中では、たくさんのハンガーたちがおしゃべりを続けているようだった。何枚かの写真を撮るうちに待ち人が現れた。ハンバーガーショップで逢うのはありがちだが、地下鉄青山一丁目、青山ツインタワー地階のハンガーショップで待合せるのも、なかなかにお洒落で乙なものである。
二駅乗り継いで、友人お薦めの和食店青山川上庵で夕食。お店の雰囲気、味、これがまたとても素敵で美味しかった。前回は新宿三丁目のイタ飯屋さんを紹介してくれた彼だが、よいお店を探り当てる嗅覚を持つのも、経営者としての技量というものだろう。
ほろ酔い気分で表参道を歩く。土曜の夜はいつまでも終わりそうにないくらい、喧騒は熱気の中で渦巻いていた。
翌朝、東京駅から東京国際フォーラムに立ち寄ってみた。いつも気になっていた建築物。舟形の鉄骨に張り巡らされたガラスから、朝の光がフロアに曲線を描き、光と影を演出する。夜のイルミネーションも、次の機会には見てみたい。
撮影：2008/7/19-20 GX100
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