オオワシ、コハク、ナベヅル

明日から再び大雪になるというので、嵐の前に、お隣の鳥取市の今冬の様子を見に行ってきた。高速道路のおかげでアプローチもイージー。

いつもの場所に、遠くオオワシの姿を確認することができた。近くで見通せる場所がないか少し探してみたけど叶わなかった。証拠写真だけ撮って撤収。

オジロワシは見つけることができなかったし、飛来の噂も聞かない。今冬はこのまま来ないまま終わるのだろうか。

少し西に移動して大規模な冬期湛水田。今までになく水量が多い。横断する農道はすっかり水没している。ヒドリガモ、マガモ、オオバンが目に付き、コハクチョウが30羽ほど羽を休めていた。現場で居合わせた調査員の方と情報交換。ひと山超えた田んぼで、さきほどナベヅル3羽を見たとのこと。帰り道に寄って見ることにした。

初めて立ち入る広い農地で、相手を見つけるのに少し手間取った。ようやくたどり着いた採餌場にアプローチ中、運悪くというのか、運良くというのか、チュウヒが現れて、コハクチョウ、マガン、そしてナベヅルの静寂が一気に乱された。

近づく間もなく、コハクチョウの警戒した声に押し出されるように、ナベヅル3羽が舞い上がった。マガン1羽が付いて行き、4羽が上空を旋回したあと、海の方向へと遠ざかって行った。地上の近い位置から観察できずに残念だったが、期せずしてナベヅルの飛翔姿を撮影することができた。3羽のうち、1羽は首の色に茶色が残る亜成鳥だった。

ナベヅルが去った後、採餌場に近づく。マガン2羽が飛び立ち、残った30羽ほどのコハクチョウが少し警戒しながらその場に残った。

2021.1.6 D7500+VR300mmF2.8

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