カマキリの不覚


居間のサッシの前にオニグモの大きな網がある。妻が、日中この網の上で繰り広げられたドラマを語ってくれた。
網に掛かったままの小さな虫を食べに、卵を持った雌のカマキリがやってきたそうな。次に気づいたときには、哀れ雌カマキリはオニグモの餌食になって糸でグルグル巻きにされていたらしい。
夜、私が見たときには、カマキリはかなり小さな塊になってしまっていた。


カマキリにフォーカスしてシャッターを切ってみた。
小さな獲物をわざと放置して、それを食べにくる大物を狙うオニグモの戦略だったのかも知れない。子持ちカマキリは不覚をとってしまった。一晩かけてカマキリは食い尽くされ、朝にはコンクリートの床に頭と翅の小さな残骸が転がっているだけだった。
D2X+SP90MACRO

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2 throughts on "カマキリの不覚"

  1. 初めまして
    自分も10年位前にコカマキリがオニグモの巣に引っ掛かってしまったのを
    見た事があります。
    又、オオヒメグモの網に引っ掛かってミイラになってしまった2匹のコカマキリもいました。
    しかし、他のサイトを見ているとカマキリがクモを食べる事も当たり前のようにあるようですね。何故か特にジョロウグモが食べられている画像が多いです。ようはクモが網の上に居るか、居ないかが勝負の分かれ道ですね。

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  2. 銀座の裏さん
    カマキリとの攻防は、食うか食われるかの闘いというわけですね。
    哀れ、このオニグモ嬢、数日前の台風13号接近時に雨戸を閉めた折、挟まれてお亡くなりになってしまいました。昼間はサッシの溝を塒にしてました。もう少し観察を続けたかったのに残念なことをしました。

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