和久傳の森


京都の老舗京懐石料理店「和久傳」のルーツは京丹後市峰山町にある。その和久傳の工房が久美浜町の工業団地内にあることは知っていたが、このたび、その敷地内が「和久傳の森」という集客施設としてオープンした。オープンしてまだ一ヶ月ほどしか経たないが、すでに多くの人たちが訪れている。

エントランスの塀には、絵本作家の安野光雅美術館「森の中の家」と、工房レストラン「MORI」の看板が上がっている。

まずは席を予約しておいた「MORI」でランチ。エントランスホールは和久傳の加工品の直売コーナー、安野光雅の絵本やグッズが販売されている。工房につながるオープンフロアに食堂があり、レギュラーのセットメニューと一日20食の限定メニューをチョイスできる。

セットメニューの最初のプレート。

セットのメインディッシュは肉か魚をチョイスでき、これはローストビーフ。

私が頼んだのは限定食のイサキのお寿司。美味しいけど、量的には物足りない。

こちらも限定食の野菜天ぷらの丼。(ブレ写真失礼)
どのメニューも美味しいと思ったが、充足感という点では全体的にちょっと不足感が残った。

レストランから見たエントランスアプローチと、左手に安野光雅美術館。

美術館の設計は安藤忠雄。おなじみ、コンクリート打ちっぱなしの迷路状の通路が黒い館に続いている。左右の壁面に靴音が反射して、ちょっとした音遊びができることを発見。スキップしながらアプローチするのも楽しい。

最後にマップにあった「みはらしの丘」に登って、敷地内を見下ろす。加工品の食材が栽培されている畑を散策する遊歩道が整備されている。
オープンしたばかりで、未完成の部分がまだ目につくが、時間とともに、四季折々で楽しめる場所になるのだろう。レストランも、今後の充実に期待したい。
和久傳の森ホームページ
2017/7/23 D500+17-70mm

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2 throughts on "和久傳の森"

  1. 和久傳の森、早速行かれたんですね。早いですね。
    安野光雅さんの絵本や画集、高校生の頃にはまって、
    若い時には安野さんの故郷の津和野に、同名の画集に影響されて
    旅したこともあります。
    大人になって縁遠くなってましたが、美術館、オープンしたと聞いて
    これは行かねば!と思ってました。
    和久傳の森、きれいなところですね。
    夏のバタバタが終わったら、ゆっくり訪ねたいです。

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  2. あけぼの草さま
    はい、我が家から30分ほどですので、帰省していた娘夫婦たちと楽しんできました。大きな開放的な空間の中に、今は人工物がむき出していますが、これから年月を減るごとに森の中に佇む風景になってゆくでしょう。
    安野光雅館の内部は、木の壁と間接照明が美しい空間で、ゆっくり原画を鑑賞することができます。レストランも美味しいですよ。お楽しみ下さい。

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