米子から、クール宅急便で届いた。米吾(こめご)の吾左衛門鮓(ござえもんずし)。おそらく、知っている人には有名な食べ物なのだろうが、私も妻も、今晩戴き物で初めて口にした。
鯖と蟹の2本セットで届いたパッケージは、長いブロック状の、イメージ的には羊羹の外装である。これを切り分けて頂く。
若い頃には苦手だった鯖寿司は、年をとってからは好物のひとつにまでなった。福井の小浜で食べる鯖寿司は美味い。丹後半島の鯖寿司もいい。奈良の柿の葉寿司も美味しい。
しかし、今回戴いた吾左衛門鮓の鯖は、これまで食べた中でもベストである。文句なしに旨い。肉厚の鯖は脂が乗って、酢が中の中まで染みている。それを黒昆布で絞めてあるのだ。添付の醤油を少しつけて頂けば、旨味が口の中いっぱいに広がる。
もうひとつの蟹は紅ズワイガニの身をほぐしたものを、薄い白昆布で絞めてある。これまた蟹と昆布と酢飯のハーモニーが絶妙。いやあ、こんな美味しいものが米子にあったんですね。
米子の名物、またひとつ知ることになりました。ご馳走様、ありがとうございました。
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2016/12/10 P340
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