多くの人が、今やスマートフォンを持ち歩く時代である。2年縛りで機器の割賦代を含むと、一ヶ月に8千円もの利用料金が掛かるのだけど、みなさん当たり前のようにそれをヨシとしている。コストに見合うだけのパフォーマンスがあるということなのだろう。
私は未だにガラケーのままだ。月に2千何がしの料金で済んでいる。屋外では電話とメールさえ使えればそれでいいと思っているから、必要にして十分。ガラケーに無いものを補完する意味で、iPod touch5を併用する。こいつは基本、キャリアとは無縁なので、機器を買ったらそれ以上のお金はかからない。コンテンツはもっぱら音楽であり、主に車の中でBluetoothスピーカーを鳴らすソースとなっている。WiFi環境下では、ネットに繋いで通話以外スマートフォンとほぼ同じ機能が使える。自宅でも職場でも、iPodがあれば私には十分。
インドアでは常にネット環境に浸っている身としては、せめてアウトドアのフィールドワークの間は、インターネットとは隔絶されていたいという願望がある。どんなところでもネットに繋がって、検索エンジンを起動して調べ物をしたり、SNSにいち早くチェックを入れたり、便利だと思う。でも、あえて繋がらない時間や空間を持つということも、今の時代だからこそ大事だと思う。
そんなことで、ガラケー+iPodという二刀流でやっている毎日であるが、今使っているガラケーがいよいよ使えなくなったとき、さて、どんな選択を迫られるのだろう。当たり前のようにスマートフォンを使っているのかも知れないから、ここに書いたことは、変わらぬ信条といったストイックなものではない。今はそう思っている、ま、そういうことである。
2016/3/30 D7000+SIGMA17-70
G’zOne+iPod touch5
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