前日までの雨が上がり天気が回復してきたので、夫婦でお昼を食べに蘇武岳に向かった。いつもの、林道沿いの東屋に車を置き、20分ほどのんびり登る。センブリがあちこちで可愛げに咲いている。
山はいつのまにか、テツカエデの林に変わっている。シカが食べない植物だから、選択的にこの木が繁茂している。リョウブは、目につく限りすべて、樹皮がシカによって剥がされている。もう慣れっこの風景になってしまったが、私が生きている間に、山は元の姿を取り戻すことができるのだろうか。
1074mの蘇武岳ピークは、先客グループが出発しようとするところだった。彼らを見送り、2人だけでゆっくり弁当を広げる。眼下には、さきほど車で走ってきた谷や、我が家周辺も霞んで見えている。蘇武岳の芝生のピークは、この大展望がご馳走である。食後のティータームもゆっくりと楽しむ。
山頂に産卵にきていたのはウラギンヒョウモン。
村岡側の展望では、収穫を待つ美しい棚田が広がっている。
山頂でゆっくり過ごした後は北稜線のブナ林散策。ブナの紅葉はもう始まりかけている。
林床に目立った白いキノコはシロタマゴテングタケ。(キノコ変人F氏による写真同定)
古い倒木にビッシリ生えていたキノコは? いかにも食べられそうに見えたけど。
鞍部から林道へエスケープ。翌日開催される村岡ダブルフル・ウルトラランニングの、延々と続く出場選手の応援プラカードを読みながら駐車ポイントに戻る。
林道を下りて、久しぶりに猿尾滝に寄り道してから帰途についた。
2015/9/26 D7000+SIGMA10-20, VR300F2.8
蘇武岳ランチ
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