
12月に入ってから5羽のコハクチョウが常駐する気配をみせた。
下の写真は初雪の12月4日と12月8日の伊豆地区での5羽の観察記録。





下の写真は同じ5羽のグループを、12月11日、盆地北の下鶴井地区の湛水田で目撃したときの写真。盆地内のいくつかの湛水田のある圃場を行ったり来たりしながら越冬するのが、当地でのコハクチョウの行動パターン。

下の写真は12月23日の下鶴井地区湛水田で観察した11羽のコハクチョウの群れ。当初の5羽の群れに、新たに6羽が合流したようだ。このときの群れは、グループ同士のいがみ合いとも言えそうな威嚇行動をしばらく続けたあと、落ち着いた。
これからの雪の季節、積雪量にもよるが、北陸方面のコハクチョウ越冬群がこちらまで避難してきて、数がいっぺんに増えることが予想される。今の所、この11羽の観察が続いている。





12月23日、11羽のコハクチョウのいる場所の北、赤石地区の湛水田に別の3羽がいて、トータル11+3=14羽のコハクチョウをカウントしたと思っていたが、この3羽、あとで写真確認して気づいたことだが、オオハクチョウだった。

12月25日、冬型の気圧配置の強まる中、強い北西からの風雨の中で再確認した3羽は、あきらかにオオハクチョウであった。成鳥1羽に幼鳥2羽の、おそらく家族なのだろう。コハクチョウの飛来はすでに恒例化しているが、盆地内へのオオハクチョウの飛来はまれである。
12月25日現在、豊岡盆地内にはコハクチョウ11羽、オオハクチョウ3羽の飛来が確認されている。この数も日々変動する可能性があるので、今後もモニターを続けていく。






2025.12.8-25 D7500+VR300mmF4.0, 18-400mm
