小代で遊ぶ


連休を利用して娘夫婦が帰省した。いつも旨い酒を手土産にくれるが、今回は栃木の「惣誉」大吟醸限定品。ふくよかな大吟醸でありながら、キリリと芯のある存在感。いい酒であった。

土曜日は秋晴れで、午後は小代(おじろ)で遊ぶことにした。その前に、新温泉町R9沿いの「たむら」で焼き肉のお昼。

矢田川沿いに小代の谷を遡り、貫田の集落から林道を上がる。中腹の「うへ山棚田」を展望。すっかり稲刈りが終わり、静かに秋の深まりを待っている。

林道を上り切って「吉滝」を散策。ほかに訪問者もなく、我が家だけでゆっくり滝を楽しんだ。

同じ林道を下る途中、谷を隔てた向かい側の棚田や集落を遠望しながら、1年前にこの4人で訪ねた四国の祖谷の山里の風景が重なった。一旦国道に下りてから、その風景の中に行ってみた。西日を受けながら、田んぼ道の脇でのんびりティータイム。

戻り道、平野地区のはずれで、「添水唐臼」(そうずいからうす)の看板の出た小屋に寄ってみる。この小屋を仲間と一緒に建てたというご老人が出てこられて、お話を聞くことができた。水車を作るのは大変だが、シーソー式の添水唐臼は簡単にできるそうだ。小屋の中では、実際に米がつかれていた。熱を加えないので、美味しく精米できるそうだ。
※ネット検索でヒットした日本海新聞の記事
深い小代の谷が作り出す山里風景、今回のドライブで、その魅力を改めて感じた。
2014/10/10-11 D7000+SIGMA17-70, 10-20

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