山の木の実


来日岳567mの中腹に車を置いて、小一時間の林道歩きを夫婦で楽しんだ。緑の葉が残り、大きな房になった赤い実がぶら下がるこの木はイイギリ。山のクリスマスツリーといった趣き。

ツルウメモドキの大きなかたまりがあった。道路から近いところは、飾りの材料にするのであろう、ハサミで切ったあとが残っていた。黄色と赤のミックスが美しい実である。

赤、黄、黒といった木の実が多いなかで、ひときわ目をひくのがムラサキシキブ。明るい紫色が初冬の森によいアクセントを添えている。

サルトリイバラは赤い大きな実を付ける。葉はお馴染みであるが、改めてこの植物の実が赤いことを認識した。
山頂でオニギリを食べ、お湯を沸かそうとして、いつもの鍋を持ち忘れたことに気づいた。保温水筒の熱いお茶で我慢して、元来た道を折り返した。ときおり冷たい風が尾根を渡り、山はもう冬である。
2013/12/9 D7000+VR300F2.8

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