猿壺の滝


11月の三連休中日は文化の日。晴れの特異日として有名だが、朝から降り出した雨は午後にかけて本降りになってゆく。それでも、予定していた扇ノ山の滝めぐりを敢行。岸田川を詰め、どんつきの菅原集落から畑ヶ平林道を上がる。

最初に出くわす落差の大きな滝が「お面ヶ滝」。水量は多くはないが、ジグザクに落下する姿はなかなか見応えがある。

次に出くわす案内板に「鶴滝」とある。路肩から見上げるとこんな感じで全容が分からないけど、少し進んでカーブを回りこんだ反対側から眺めると、細長く糸を引いたような滝を見ることができる。

しばらく進むと「亀滝」が結構な落差で路肩に落下している。

林道沿いの紅葉はちょうど見頃。雨に濡れそぼった紅葉も風情がある。

さて、本日の目的地「猿壺(さるぼ)の滝」へは、駐車スペースから歩いて10分少々のアプローチ。最近、とみに有名になってよく写真を見かけるポイントであるが、私は今回初めて訪問した。落差は5mと小さいものの、絵になる滝とはこのことだろう。非常に美しい表情で水を落としている。シャッター速度が出来るだけ遅くなるよう工夫して、雨の中、三脚を立てて撮影した。トップ写真は16:9でトリミングしたもの、この写真はノートリミングである。
雨のお陰で行楽客も殆ど無く、ゆっくり滝撮影を楽しむことができた。今秋は海上林道が土砂崩れで通行止めになっていることもあって、恒例の秋の扇ノ山歩きを躊躇していた。初めて走った畑ヶ平林道の紅葉と滝めぐりで、今年の扇ノ山の秋は満喫できたことにしよう。新緑の季節にまた訪問してみたい。
2013/11/3 D7000+SIGMA10-20, 17-70

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