孫連れ春の縄屋

お気に入りの「縄屋」さんに連れてゆく機会がないままだった長男家族。孫連れで我が家に来てくれた機会に案内した。8ヶ月の孫は離乳食も始め、人見知りもするようになって、順調な成長ぶりだ。泣いて抱かせてくれないのはジジババにはちと寂しい。

いつも通り過ぎるだけだった離れの和室に案内された。コース料理を張り込まないと普段は使えない部屋だそうだが、この日はお店の都合で、特別に使わせてもらうことができたのだった。縄屋さんご夫婦の娘さんのためだろう、入り口には雛人形が綺麗に飾ってあった。

和室は間接照明と自然光がほどよくミックスされ、今回の乳児連れの我が家は気兼ねなく料理を楽しむことができて有りがたかった。縄屋さん、ご配慮をありがとうございました。

前菜は温泉卵にホタルイカのタタキをトッピングしたもの。春の山菜が隠し味で絶妙なアクセントを添える。帰りは息子がハンドルキーパーを申し出たので、私は遠慮なくお酒を頂く。地酒の中から玉川の生もと純米を選ぶ。キリっと辛口、旨い酒だ。

椀物はフキノトウ餅にヒラメ。

ヒラメとサワラのお造り。炙ったサワラの香ばしさが最高。

今回メインディッシュは「南の島豚」というブランド豚。あえて脂身の小さな塊も混ぜてあったけど、ものすごく美味しい豚肉であった。いやあ、知らない美味しいものが、日本にはまだまだあります。

ご飯物は鯛の子と新ごぼうのまぜご飯。

デザートはヨモギシャーベット(または蓮根餅のチョイス)
春、山菜の季節は料理人の腕の見せ所。山菜が絶妙なアクセントを添えた今回の料理は、これまで頂いてきた縄屋さんの料理の中でも、我が家では最高位にランクされる美味しさだったと思う。
次は何を食べさせて頂けるのか、そんなワクワク感と、決してその期待を裏切らないマスターの料理センスが、我が家を縄屋さん贔屓にしてしまった。今回も、とっても、ごちそうさまでした。
縄屋さんの、奥様が書いておられるブログ、「縄屋の小皿・まめ皿・手塩皿」はこちらから
2013/3/27 Nikon7000+SIGMA17-70mm

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