3月1日、一足早い春の幕開けは、仲間の渓流釣りで始まる。彼いわく、年一度の「まつり」なんだそうで、どんなことがあっても、この日は年休をとって渓に入るのである。
昼前からの強い風と、午後からの雨模様の中、本流から逸れて支流に踏み込んだ彼は、思わぬ雪で往生したらしい。10歩進んでは休みの繰り返しで足を進めたそうな。
夕刻、電話で釣果の報告を受ける。「あかなんだ」と言いながらも、初物を届けてくれた。さっそく塩焼きで頂いたイワナは、まじりっけのない純粋な渓流の味がした。ごちそうさまでした。
2013/3/1 D7000+SIGMA10mmFE
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