縄屋から福知山へ


ゆったりと時間を過ごしながら、落ち着いた佇まいで美味しい和食。この思いに応えてくれる丹後の「縄屋」さんは、我が家ではすっかり定番となった。ちょっと奮発しなければならないが、お値段以上の満足感はいつも裏切られることがない。
都会に戻る娘をJR福知山駅に送り届けるのに、丹後半島を経由して、お昼は縄屋さんでというプラン。前回はお盆の終わりに同じコンセプトでドライブした。

今年に入ってから5度目の利用。季節ごとの料理が楽しみだから、今回は秋の味を求める。これまではテーブル席だったので一度カウンター席に座りたいねと、道すがら話しながら店に入った。2組がすでにテーブルについていて、我々3名は、望んだとおり、カウンター席に案内された。
棚の酒器を眺めながら、いつかここで日本酒をちびちびやりながらの食事をしたいと思った。今日はいつものとおり、ノンアルコールで辛抱である。娘はプレミアムモルツ。

カツオのたたき

アナゴの椀物
※椀物はいつも最高に美味しい

アオリイカと、ヒラマサだったかの造り

鴨と万願寺唐辛子
※スモーキーな鴨肉は臭味もなく美味しかった

締めは栗ご飯
※お代わり自由なんだけど、お茶碗一杯で満腹。上品な栗ご飯でした。味噌汁の味噌も自家製で味わい深い。

デザートは焼きリンゴのリンゴ酢掛けとシャーベット
※宮津の飯尾醸造のリンゴ酢を使っているとのことで、3月の旅行の話でしばし盛り上がった
すっかり満足して店を後にし、NAVIの教える山道を越え岩滝に出る。ときどき狭いが、信号の無い気持ちのよい道である。R176で宮津市内に入り、福知山への山道を辿る。初めて通る道であったが、心配するほどの細道ではなく快適である。

時間調整のために、前日娘が検索した観光スポット「二瀬川渓流」に立ち寄る。道ばたに案内板と駐車場があるので迷うことはない。

小さな吊橋で左岸に渡り、渓流を下に望みながら少し歩くと「新童子橋」と名づけられた吊橋に出る。

およそ20m下に渓流が流れ、空中からの絶景はなかなかのスリル感である。紅葉の季節は人気スポットになるようだ。

全長77mは、木橋の吊橋としては日本一の長さなんだとか。高いところが苦手な妻は、下を見る余裕なく恐る恐る渡っていた。

吊橋を渡った右岸側の山は岩がごろごろと露出していて、鬼伝説と深く結びついているスポット。神社があったのでお参りしておく。水洗トイレも整備されていて、ここで用を足しておく。

あたりは遊歩道が整備されており、鬼の足跡なる岩があった。
思いがけず素敵なスポットであったことに一同満足し、元伊勢神社の前を通って福知山駅に娘を送り届けた。
天気はいまひとつの3連休であったが、食もドライブも楽しい家族の時間を過ごした。
2012/10/08 Nikon1V1

0

1 throught on "縄屋から福知山へ"

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です