穏やかな小春日和の中、年1回のオオワシ観察に鳥取市までプチ遠征。1km離れた観察ポイントには先客2名。朝8時から粘っているというカメラマンもいて、もうお昼になろうという時間なのに、同じ枝から全く動かないと溜息をついておられた。
いつもオオワシを観察するポイントに移動。路上から、年々繁茂する枝被りの隙間ごしに、さきほど遠くから確認した個体がチラっと見えた。証拠写真を押さえている短い間に、オオワシの動きが大きくなってきた。「飛ぶかも」と思った瞬間、先ほどいた1km先のポイントに向かってまっしぐらに飛んだ。朝から頑張ってレンズを向けていた人にはようやくシャッターチャンスが訪れたことだろう。私はといえば、山かげから空に飛び出したオオワシの、遠ざかる豆粒大の後ろ姿になんとかシャッターを切った程度。
地元の人によれば、このオオワシはかれこれ20年から同じ場所で越冬を続けているという。有名な琵琶湖湖東の山本山のおばあさんオオワシとどっこいどっこいか。いつまで来てくれるのか、来年もまた観察に来てみようと思う。
近くの別の池ではミコアイサ、外海ではウミアイサを観察した。
気高町の湛水田は水量が多い。コハクチョウの群れは少なかった。オオハクチョウも何羽かチェックした。カモ類は多くいたが大型のガン類は見かけなかった。
2024.1.17 D7500+VR300mmF4.0