テンガイハタを食う


竹野浜の旅館の女将から大きな魚がいると電話。かけつけると銀白色の深海魚テンガイハタ。150cm。まだ生きてて美しい。うろこがはがれて波にさらわれキラキラ。妖しく虹色に光る様子はまるでサフィリナのようだった。
(写真・文:本庄四郎氏Shiro_Honjoのtwitter@2月24日より、許可を得て転載)

さばいて冷凍されたテンガイハタを頂いた。さて、どう食ってやろうか。。。
本庄氏は刺身、味噌汁で味わったとレポートしていた。グベの親玉のような食感らしい。
鍋にすることにした。題して「テンガイハタ鍋」。一生のうちに、幾度も食べることのないであろう、記念すべきテンガイハタの初鍋である。

解凍してまな板に乗せられたテンガイハタ。かなり弾力があり、骨は柔らかい。

ぶつ切りにして鍋の具になる。

さて、鍋で煮たものを味ポンで頂く。クセのない味。臭みは全然ない。食感は、先の本庄レポートにあったとおり、トロトロの「グベの親玉」である。コラーゲンたっぷりといった感じ。ニュルっとしたのを、歯ごたえ無くチュルっと食べる。
しばらくすると、かなり胃にもたれてきた。脂だろうか。
テンガイハタという深海魚、近年、但馬海岸にも時々上がってくる。海の中で何かが起こっているのか、何か不穏な気配をも予感してしまう。
ともあれ、初「テンガイハタ鍋」は滞りなく完食し、鍋のあとの雑炊を楽しんだわけであるが、ちょっと塩が入りすぎたのが残念だった。
2011/2/27 D90+DX35mmF1.8

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