6月13日、二ヶ月目の月命日にあたる日曜日、豊岡市立コウノトリ文化館を会場に偲ぶ会が行なわれた。エントランス右のブースには池田さんの撮影されたコウノトリ写真が特別展示された。池田さんの写真はとてもいい。ちゃんと写真にメッセージが織り込まれているからだ。
多くの献花者の便宜のために、メイン会場の多目的ホールとは別に、2箇所の献花台が設けられた。花に囲まれた池田さんの遺影は穏やかに微笑んでいる。
献花が続くメイン会場。遠来の知人もたくさんやってきて、再会を喜びあった。これも池田さんが繋いでくれた糸だ。
16時から献花式が行なわれた。中貝豊岡市長、増井コウノトリの郷公園長、田原兵庫県立大自然環境科学研究所長と3名の弔辞が続く。豊岡市少年少女音楽隊は「コウノトリの唄」を献歌。兵庫県から池田啓さんに感謝状の授与。最後にご家族を代表して娘のAちゃんからお礼の言葉があった。
第2部の「語る会」は17時から2時間行なわれた。1部の進行はコウノトリの郷公園が行い、2部は池田さんと親交の深かった「おやじ団」を中心に行なわれた。池田さんの研究部長としての側面と、遊び人としての側面と、二つの側面で会が企画されたのだった。
トークあり、歌あり、映像ありの、実にくだけた楽しい時間となった。写真は本番に備えて練習する「フォーククルシーダーズ」の面々。
この会の企画に関わった一人として思うことは、会そのものはもちろん、その準備過程で長い時間池田さんと向き合うことが出来たこと、そのことが一番の「池田さんを偲ぶ」ことになった。以下に、EISHOTの演奏曲の歌詞を書いておく。
池田さんがおしえてくれた
作詞:本庄四郎
作曲:高橋 信
1.
ありがとう 池田さん
たくさんの夢と希望と たくさんの元気を ありがとう
おう 来たよと 差し入れの ウチワエビ
お腹かかえて笑った 郷公園 バッタが空飛ぶ オリンピック
水に沈んだ街 ゴミの海岸 汗と涙と まけじ魂
ああたくさんの 思い出が 満ちてくる
いつもあなたの笑顔が そこにあった
どれもこれも みんな ぼくらの たからもの
2.
ありがとう 池田さん
間違えてもいいよ こぎ出す勇気を くれたね
酒酌み交わした いろり端 やわらかな まなざし
窓辺の雪 夜が更けるまで 歌った ブルース
ドジョウを探して 水路を巡り歩いたことも あったね
ああたくさんの 思い出が 満ちてくる
いつもあなたの笑顔が そこにあった
どれもこれも みんな ぼくらの たからもの
3.
ありがとう 池田さん
忘れないよかかえきれない たくさんのあしたへの メッセージ
信じて動けば いつか夢は叶うよって教えて くれたね
人を変えるのは人 そして自然 田んぼの コウノトリ
子どもたちに 伝えたい 野性のこころを 持ちなさい
ああたくさんの 思い出が 満ちてくる
いつもあなたの笑顔が そこにあった
どれもこれも みんな ぼくらの たからもの
あなたはまるで風 いまも ずっと いつまでも
夢を乗せて あしたへふく風 ふるさとの 風
ああたくさんの 思い出が 満ちてくる
いつもあなたの笑顔が そこにあった
どれもこれも みんな ぼくらの たからもの
ありがとう 池田さん ありがとう 池田さん
ありがとう 池田さん ありがとう 池田さん
※Recorded at 26,Jun,2010 in Studio TSCVC
マスコミ各社の記事
神戸新聞
http://www.kobe-np.co.jp/news/tajima/0003088694.shtml
毎日新聞
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20100614ddlk28040267000c.html
山陰海岸で人生を考える…
いま、丹後半島にきている。
なぜか、ここは好きな場所なのである。
いつきても、心がおだやかになる。
今回、こちらに来たのは、兵庫県の豊岡市で知人の偲ぶ会があったからだ