5月の第2日曜日が母の日である。この日に拘ることはないが、5月の休日に母を連れてドライブに出るのが慣わしとなっている。今年は、5月の前半に連れ合いが風邪で調子悪かったり、天候が不順だったりで、母の日の行事が月末になってしまった。
まず、案内状を頂いていた出石の本覚寺・てっせん寺を訪ねる。恩師の住職と1年分の話をするのも楽しみである。
今回は母を連れていったので、必然的にもうすぐ一周忌になる父の話となった。住職は父と職場の同僚でもあった。
てっせんは花期を終えようとしていた。
お昼はおなじみ、春来のてっぺん蕎麦。
花好きの母のリクエストで瀞川の但馬高原植物園へ。園内散策は年寄りにもほどよい運動量である。
和池の大カツラはまぶしい新緑の中。
林床にはシライトソウのブラシのような花。
広場を彩るのはシラーカンパニュラータという園芸種。日本では釣鐘水仙とも呼ばれているらしい。
池ではカキツバタが咲き出しており、クリンソウは今が盛りにあちこちでピンクの花を見せていた。
これはオダマキ。白花も咲いていた。
キンランはちょうど見ごろ。あちこちでヤマブキ色の花を咲かせている。
はずれの方でネビネを見つけて母が小躍りした。なかなかシックなランである。
エビネのそばで咲いていたシソ科のこの花。後で調べてラショウモンカズラと分かった。
ユキモチソウの鉢植えがあったのを母が欲しそうにしていたが、1,500円と聞いて諦めた。サトイモ科。
中の「雪見だいふく」みたいな白玉が可愛い。
実家に母を送り届けがてら、近所の友人宅のバラ園を見せてもらいに行く。
奥様の手で丁寧に世話をされた沢山のバラが美しく咲いていた。
久しぶりの好天に恵まれた半日、花好きの母も楽しんでくれたようだった。
2010/5/29 D90+SIGMA10mmFE
ちょと遅い母の日
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なんて素敵な花々でしょう。
お母様
さぞや喜ばれた事でしょうね。
母の日は時々時期を移すといいかもしれませんね。
粗忽鷲 さん
いつも丁寧に見ていただき、ありがとうございます。
その時々で、いろんな花が楽しませてくれますね。野の花も、育てた花も、それぞれに良さや美しさがあります。
1年間もおんなじ蕎麦屋で母の日を過ごしてました。このときは父が一緒だったのにと、ちょっと寂しい思いをしました。
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