3羽のケアシノスリ

2010年冬、但馬に3羽のケアシノスリが飛来した。最初の1羽は正月2日間の観察だけで姿を消したが、続いて確認された2羽はそれぞれの越冬地で3月末まで過ごした。

初認:2010年1月1日
終認:2010年1月2日
かつての分類で亜種カムチャッカケアシノスリと呼ばれたタイプで、現時点では亜種ケアシノスリの成鳥ということになっているようだ。
白と黒のコントラストが際立ち、顔まわりが黒いのが特徴。
当地へのこのタイプの飛来は初だが、わずか2日間で姿を消したのが残念である。

初認:2010年1月9日
終認:2010年3月26日
円山川中流域で越冬した幼鳥。上面の白っぽさが目立つ美しい個体であった。
冬の間じゅう、災害復旧工事の続く河川敷で過ごした。
近づくことはできなかったが、堤防の上から存在をチェックするのが週末毎の日課であった。

初認:2010年1月10日
終認:2010年3月30日
竹野川下流域で越冬した幼鳥。狭い川での行動は、観察者を楽しませてくれた。
警戒心の薄い個体で、目の前のブッシュに突っ込んできてネズミを捕ることもあった。
竹野川でのケアシノスリ越冬記録は、今回が初めてのことのようだ。
ろっぽうフィールド日記に「ケアシノスリ特集」のメニューを追加したので、個々の記録はそちらから辿って見てください。

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