タジン鍋


某SNS内でもちょっとしたブームになっているタジン鍋。ジャスコに山積みされていたので、19センチの小さいのを試しに買ってみた。980円の値札がレジでさらに2割引とお安い。
タジン鍋はモロッコの土鍋といったもの。具材から出る水分を鍋の中に閉じ込め、蒸料理を作るものである。水が貴重な砂漠地方で生まれた調理鍋。

調理は到って簡単。食べたいものを入れ、蓋をして弱火に10分かけるだけ。今回は付属のレシピを参考にやってみた。モヤシ、ニンジン、エリンギ、キャベツを円錐状に積み上げ、最後に野菜を覆うように豚肉を置く。基本的に水も油も不用だが、このときは日本酒を少し注ぎ、適当に塩をしてから火にかけた。
ぐつぐつし始めると、鍋の縁に水分がこぼれてくるが、多少の吹きこぼれは気にせず、蓋は最後まで取らずに10分弱。出来上がりの見た目はかなり地味である。しかし食べてみれば、これが非常に美味いのである。野菜の持ち味がしっかり残り、豚肉には一緒に入れた野菜のエキスが染み込んでいる。味ポンでさっぱりと戴いたが、最後の味付けは好みで自由に。
とにかくシンプルなので、独り暮らしの食事や、ちょっとした酒のアテつくりにも重宝しそうである。
土鍋なのでIHでは使えない。試してはいないが電子レンジでも調理できるらしい。我が家ではカセットコンロでやっている。秋の味覚をタジン鍋で楽しむことにしよう。
2009/10/4 D90+SIGMA10mmFE,DX35mm

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