天気予報どおり夜から雪になり、一夜明けるとこの冬初めての積雪となった。10センチも積もっておらず、湿気た重い雪である。六方田んぼを巡回すると、マガン5羽とヒシクイ1羽がいつもの田んぼにいた。このヒシクイのことが気になって、いろいろと調べて行くうちに、ヒメヒシクイと呼ばれる小型の亜種がいることがわかった。
継続観察中のヒシクイは、以下のような特徴を持つ。
(1)マガンと同じくらいか少し小さい。
(2)頭部の形態は亜種オオヒシクイに近く、亜種ヒシクイのような頭の丸みやくちばしの短さを感じない。
(3)脇に横斑がなく、くちばし先端の黄色も薄く、幼鳥または亜成鳥だろう。
マガン・ヒシクイの西日本最大の越冬地である島根県出雲市での越冬グループに、小型のヒシクイ亜種が混じっていることが報告されている。それらは亜種ヒメヒシクイであろうとされており、当地に飛来する可能性も十分に考えられる。
2021.12.18 D7500+VR300mmF2.8
以下、今シーズ撮影したヒシクイの写真を再掲載しながら、ヒシクイの亜種について考えてみたい。
以上のような考察の結果、この小型ヒシクイは亜種ヒメヒシクイであろうと推察するが、本記事が専門家の方の目に触れることがあれば、コメントを頂けたら幸いである。
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