キッコウハグマ

キッコウハグマを見に渓流沿いを歩いた。いつもは10月終わりから11月初めにこの花を訪ねて、数株の開花を確認しこの1年の花シーズンの締めくくりとしていた。今回は少し早めに行ってみたが、いつもの開花場所で大きな開花群落に出会い感激した。これまでの観察が時期的に遅すぎたのか、今年は「当たり年」なのか、小さい花ではあるが、一面に広がった白い花に癒された。

歩いたコース上にはあちこちにキッコウハグマが出ているが、そのほとんどすべては閉鎖花。自家受粉して花を咲かせず結実する株。すでに綿毛になっているものもあった。白い花は15弁の1つの花もように見えるが、実際は5裂した3弁の花の集合体。赤い雌しべが3本立っていることからもそのことが分かる。葉の形を亀甲に見立てての命名。

実になっていたギンリョウソウモドキ
いつもの場所からかなり歩いた先に1株のミヤマウズラ
希少種のオオダイトウヒレン
こちらはビッチュウアザミの可能性が高いとの専門家の見解
あちこちにジンジソウ
フユノハナワラビ
シラネセンキュウ
イワタバコも実の季節

2021.10.14 D7500+90mmMACRO, 10mmFE

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