風薫る季節になると届く1枚の案内状。今年も出石の本覚寺にてっせんを訪ねた。てっせん寺の名で親しまれるようになって、もう30年あまり。今では1300株を越えるてっせん・クレマチスが季節を彩る。
今年も花付きはよくないとのこと。小野の休耕田にある花壇も鹿に新芽をやられて咲きが悪いらしい。
路地の水路沿いのポイントが私は好きである。水の音と、咲き出したユキノシタが風流を演出してくれる。
本堂裏の墓地にはバラが咲く。
クレマチスとの競演がまた美しい。
庫裏に上がらせてもらいお茶を頂きながら、住職と1年ぶりに近況を報告しあう。歳を重ね、話題は自然と身体のことに及ぶ。
また来年、花に囲まれたお寺で、この季節をご一緒したいと願っている。
2009/5/24 D90+SIGMA10-20
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